元野犬とのドタバタしない日常

元野犬の保護犬の里親になった、アラフォー女の日常

うちのこ2〜3ヶ月

2〜3ヶ月目の様子など。

・この頃から、ケージから出て、ベッドルームによく行くようになります。そして2021年初夏現時点はそこが定位置です。最初のきっかけは、ケージの上にiPadを落としてしまって(雑な飼い主ですまねえ…)それにビックリしてベッドルームに逃げていったことです。それが安心だったのかなあ。おそらく、家の中でも真ん中に位置するところなので安心するのかと。

元野犬/元保護犬の里親になる

プーさんに隠れるよつば


基本移動はそそくさと急ぎ足。ケージと、自分の居場所の往復のみ。私がお風呂に入っている間はふらふら出てきて、トイレしたり遊んだりはするけれど、それ以外は基本ずっと寝てる。(これは今も・・・)

・この頃、ちょっと本人も気が大きくなってきた時期だったのか、夜中に運動会(ボール追いかけたりドタバタ)することが多くw 散歩にも出れていない時期だったから、夜中に発散してたんだと思われ。今はもうないですが、財布出しておいて酷い目にあった

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これはティッシュ被害のとき




・ちょっとだけ慣れた感が出てきたので、触ることに慣れてもらう練習として、毎日ケージの中まで入っていってナデナデタイムを設けてました。本人は顔を背けてましたが、逃げることまでなかったので、嫌がらない下半身中心にマッサージとかなでたりとか。

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苦行のよう。。。(切ない)




うちのこ1ヶ月

1ヶ月目の様子など。

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瞳孔が開き気味

・夜鳴きは、うちに来てから3週間くらいで収まりました。でも結構長い方だったんじゃないかな…

・ごはん食べるのは私がお風呂に入ったときか、夜寝た後か。で、夜は比較的出歩くようになってきて、この期間が一番夜活してたと思います。

・キャリーに入れることができたので、もちろんダブルリードつけて、マンションの下のところでちょっとだけキャリーから出そうとしたら大パニック。これがおそらくウチに来て最初のパニックだったと思う。今はもうそこまでパニックになることはないし、多少暴れても勝手がわかるのでハイハイってなるけど、この時はすっごいビックリした。とにかく首輪とかハーネスを抜こうと後ずさるんですよ。なだめようにも、近寄ってくとますます暴れてパニックだし。うんぴ撒き散らしまくりだし。「逃走」の2文字がよぎった瞬間でした。逃げたらほぼ捕まらないので絶対逃がさないでくださいと言われてたので…
キャリーに入る癖がついてたのが幸いで、この時はキャリーの扉をあけたら戻って行きましたが、本当焦って、これ以降外に出すのが怖くなってしまった。(そして多分よつば自身も怖くなってしまった)

一応本人の名誉のために書いておきますが、お散歩は保護されている間も練習はしていたんですよ。全く外に出れないというわけではない。でも「散歩」できてるかっていうとそこまでではなかった(ただただ何処かへ逃げるために歩いてる感じ)
そんな感じなのに、まだ信頼関係もない人にパッと出されたらそりゃ怖いよねえ、逃げたいよね。

・上記のように、この頃はちょっと怖いと、何かと脱糞が多かったです。(小もたまに)車に乗って病院行ったり、保護されていたサロンに里帰りするときでも、キャリーの中にコロンってある感じでした。

・保護されていたのがトリミングサロンだったのと、そこでは比較的のびのびできること、大好きなお母さん的なワンコ(看板犬のバニー先輩)がいることもあり、月一でそちらに通ってます(今も)最初の1年は、よつばはこの時が唯一楽しかったんじゃないかなあ。。
楽しい時間を少しでも過ごしてほしくて通ってたし、今も通ってる感じです。

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違う犬のようだ(大好きなバニー先輩と)


・1ヶ月すぎると、だんだん夜の間におもちゃで遊ぶようになってきました。あと、私が買ってきた新しいおもちゃを率先して遊んだり。やっと垣間見えた小さなデレ。
まあ私の前では今でも遊んでくれないんですけどね。。。

トライアル期間

よつばの場合、だいたい1週間くらいのトライアル期間が設定されてました。
というわけで、その1週間だいたいこんな感じだったよメモ

体制
ケージ(基本ここに鎮座)
ケージの外の比較的近いところにごはん/お水/トイレシート

 1日目 初日だけ、ケージの中にごはんもお水も入れてあげる。ごはん食べたし、お水も飲んだ。ケージの中でおトイレ(小)をしたので取り替え。

2日目 ケージの外にごはんとお水を置くと、日中はでないけど夜になってケージから出てきてご飯食べたりお水飲んだりするように。おトイレ(大小)も外でするように。ちゃんとトイレシートの上でやる。(よつばはこういうところが本当に偉い)

3日目 この辺から夜鳴き開始。夜鳴きせつないし、よつばの場合はちょっと遠吠えっぽくもあったので余計せつない。。

4〜5日目 この辺ですっかり夜活(私が寝ている間に、ご飯やトイレ、遊ぶのを済ます)が板についてきた。ごはんやおやつを手から食べたり食べなかったり。基本私がキャリーの中に行かないと接触はない。

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扉が閉じて戻れない…


6日目 試しにキャリーに入れるかやってみる。追い込み漁のような形だが一応できたのでよかった。これなら病院とか、外にも連れて行けると確信。っていうかなんならキャリーごと外出て見た。

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緊張と怖いのでやばい顔

という感じで、うちの場合はトライアル中に「これならなんとかなるかな・・・」というところまでは感じられたかなーって感じです。もちろん、この時点で確証はないんですが、私の中の基準として
・よつばがしんどすぎないこと(ご飯全く食べないとか)
・私がしんどすぎないこと(吠えまくって近所迷惑とか、噛まれまくりとか)
であれば、あとは2人がお互い理解して歩み寄るにはそりゃ時間かかるさ、と。

私自身、薄い人間関係上での人あたりはすごく良くて、一見人懐っこそうなんですが、実はめちゃ人見知りの上パーソナルスペースがめちゃくちゃ広大(だけどそれを表に出さないから余計タチが悪い)という性格なので、逆に最初っから誰にでも人懐っこいのよりもよつばみたいな方がわかりみが深かったんですよねー。

少し成長した保護犬を迎えるということは、お互いそれぞれの場所でそれぞれ生きてきたわけだから、それが一緒に生活するのは大変ちゃ大変だと思うんです。
仔犬から迎えるのは親子の関係に近くなると思うのだけど、保護犬を迎えるのは、パートナーシップに近いんじゃないかなって思ってます。(結婚とかそんな感じなんでしょ?知らんけど)

というわけで!こんな過程を経て、よつばが家族になったのですが!
ここからがまた紆余曲折になるのです・・・

 

 

トライアル

よつばがいたのはフォスター・サロン・ジャパンWANBOさんというトリミングサロンさんでした。もちろん、こちらのサイトや、掲載されているよつばの情報を見たりして。
あとは、お申し込みした日からトライアルまでちょっと時間が空いたので(タイミング的に忙しい後にしたかった)その間何度か保護されているサロンさんに通って、顔覚えてもらって。。。っていうのをやりました。まあ、そこで覚えてもらえたかどうかはアレですが、、まあちょっとはわかっていたかもしれない。

余談ですが、よつばは仔犬の時に保護されて熊本から東京へはるばる来たので、保護時のお写真が仔犬感満載ですw そして、仔犬の時のよつばは

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クリーチャー!!!(激かわ)


とってもクリーチャー感満載なのです…!最初にお写真を頂いたときに、「かわ…わはははは!!!」となってしまったくらい、ギズモ?あなたギズモなの?!?!って感じでしたw 普通に可愛いのもあるよ!!

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とっても可愛い仔犬(激かわ)


そういう意味でも、ネットの画像だけだったらよつばと出会いづらかったなあ〜って思います。。

いざトライアル!
WANBOの代表の方と、この前対応してくれたスタッフさんとお二人でお届けに来てくれました。

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体制wwww

へっぴりwwwwwwwww

このあと、足音を立てずに颯爽とケージの中へお籠り。


保護犬を迎えたことのある方はもうお馴染みの光景なのかもですが、そりゃもうスーパービビりよつばマンのことなので、ケージの奥を陣取って出てこない。おトイレもしない。ご飯も外で食べない。音も立てない。

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私はここにいません


わんこと暮らしているのか私・・・?w


今までの子と勝手が違いすぎて困惑。でも、あの可愛い子がうちにいるのはやっぱりちょっと新鮮で嬉しくてドキドキなのです。




譲渡会での出会い

今思い出しても、なんで土曜日に足が向いたのか謎だわーw

そんな不思議な気持ちに導かれて、青山の国連前のスペースへ。
ファーマーズマーケットは何度か来ていて、譲渡会も横目ではみてたんですが、今回はちゃんとみよう!と思って参加。
囲いの中に、元気に走り回ったりワイワイわらわらワンちゃんがいっぱい
何人か、子供さんやスタッフの方が入って抱っこしたり説明したりしています。
そんなわらわらの中、まるで修行僧のように微動しないワンコが・・・

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心頭滅却


それが、のちにうちの子となる、よつばとの出会いでした。


ちょっと待って、あの子固まってるけど、めちゃくちゃに美ワンコだね・・・?
でもちょっと大きいかなあ??(プロフィールを読む)7キロ??!OKじゃん!
(マンションの規定で10キロ以内じゃないとNG)
1歳?!1歳なのにあんな固まってるの???1歳ってもっとキャンキャンわらわら忙しない感じではないの??

と、プロフィールと本人見比べながら、、どんどん興味が湧く。
けど、、、なかなかこういう時に限ってスタッフさんが近くにいなかったりするんですよねw
だが意を決して、忙しそうなスタッフの方の間をみて「すみません、中入っても大丈夫ですか?」と許可を得る。(のちにずっとお世話になる、とっても優しいおねえさん)

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しょぼしょぼ


聞くと、よつばちゃんは元野犬で、とても怖がりで特に人が怖いらしい。確かに、めちゃくちゃにビビっている。でも触れるし、噛んだり怒ったりしない。とっても静か。(気配を消しているともいう)
おやつあげてみますか?と言われたのでマフィンをあげてみたら手から食べた・・・!
おお、手からおやつ食べるんだ、じゃあ大丈夫じゃない・・・?
(のちに誤算であったことを知るw)

そして、何かの音か匂いかに反応して、キュッと座り込んでたのが急におもむろに立ち上がって視線を遠くにやってたんですけど、その姿、瞳があまりにも美しくて。。凛としていて媚びてなくて、姿もシュッとしてて、ちょっと違うけど狼みたいな?
その姿に見惚れて、この子と暮らしてみたいなあと思ったと思います。

で、もし迎えてみたい場合はどういう手続きになるのか、などをスタッフの方に説明いただいて、個人的にはここでもうトライアル申し込む気満々でしたが、念のため改めてお電話くださいということでその日は帰りました。

思えばもう結構この時点で私はよつばに惚れ込んでいたんだけれど、家に帰ってから
このあと他の誰かにも目をつけられてしまうのではなかろうか、だって今日あの中でダントツで目立って輝いてて美人だったし(私の目にはそう映るw)申込殺到なのでは…!きっとそう!!
でもそれならそれで、もしかしたらうちに来るより幸せになれる環境があるかもしれない、、
とか、悩んだかなあ。

んで予定通り次の日にも譲渡会行ったんですけど(2日連続w)やっぱりよつばより輝いて見える子がいなかったんですよね。。。どの子も可愛いんけど、私じゃない誰かのところで幸せになるんだろうな〜みたいな…(まあ私が今よつばを幸せにできているのかっていうと、幸せであるように頑張ってます!としか言いようがないけど)

で、相変わらず上記のように悩んではいたんですが、ダメ元で連絡してみよう!と連絡したのが、週明けた月曜日でした・・・!ドキドキ!

EX出逢い

それは遡ること2019年、まだコロナのコの字も、地球上のみんなが知らなかった時期・・・


ペット可のマンションに引っ越し、仕事ももう在宅でずっとやる、やってやると心に決めて、家のゴタゴタも落ち着き、ずっとずっと念願だったワンコをついに迎えようと決意した。
そして、迎えるなら保護犬。それも決めていた。
実家に居た時は私に権限がなかったのでできなかったことの一つ。
ペットショップからではなく、保護犬から迎えたい。

なお、私の場合は生体販売に嫌悪感があるというよりも、「私は犬を求めてて、どこかにお家を求めてる犬がいるならその子の中から選べばいいのでは・・・?」というwinwinの関係の方がより好ましいと思ったからです。実家のワンコたちは2人ともペットショップから迎え、2人とも天寿を全うするまで、そして今も心の中で家族だから、どこから迎えるかで愛情に優劣つかないと思ってますし実体験でそう思ってます。
(もちろん、悪徳ブリーダーとかいるからそれはそれで問題だけれども)

ただ、正直な気持ちでは。。。トイプーとマルチーズを新しく家族に迎える勇気がなかなかなく・・・
私の場合はどうしても先代と比べてしまうので、できれば違う犬種にしたいというのが希望でした。あと、先代トイプーとお別れした後で、同じ色とか同じくらいの大きさの子をみては目を潤ませていたので、、、すぐのお別れは辛いから、若めな子だといいなとか。。

そんなぼんやりビジョンを抱えながらも、一体どの団体さん?どの子?がいいのか???
ネットで色々探してみたりもしましたが、ここは昭和の女、やっぱり写真じゃピンとこず。。。
そこで、前から気になっていた団体さんが出られるということで、青山ファーマーズマーケットと一緒に開催されていた譲渡会に行こう!(ついでにファーマーズマーケットいけるし!)と決意しました。

その団体さんが出てるのは日曜で、ついでに近くにある美容室も予約。バッチリーと思ってたのですが、、
ふと、土曜日もやってるなら行ってみようかなーという気持ちになって、土曜日も譲渡会に足を運びました。ここが運命の別れ道だったのです・・・